【ダイエット中の空腹時のイライラ】30秒で理解する原因と対策
ダイエットに励んでいると、とんでもない空腹感に悩まされてしまうこと、ありませんか?
「あの空腹感さえなければダイエットは成功するはずなのに!」そんな悔しい思いを抱いた女性は多いはず!
あのでも、あの空腹感の正体、一体なんなのでしょうか。
いつもの生活の空腹感よりも辛くて、「飢餓感」とでも呼んだほうがよさそうなくらいのものですよね。
その飢餓感でつい、イライラしてしまうこともあります。
そこで今回は、ダイエット空腹時のイライラの原因と対策についてご紹介します!
■あるものが「満腹中枢」を刺激して満腹感が得られる
まずは満腹感を覚える身体のメカニズムを知っておきましょう。
脳にある「満腹中枢」という言葉を一度くらいは聞いたことがあるかと思います。
人間はこの「満腹中枢」で、空腹感を覚えるように出来ています。
この「満腹中枢」を刺激するのは「糖」。
食事の後の人間の体は血糖値が上がっている状態であり、満腹感を感じます。
では次に空腹を覚える時の身体のメカニズム。
この時、人間の血液中は脂肪が分解されて、脂肪酸が増えている状態です。
これにより「レプチン」という別名「飢餓ホルモン」と言われている物質が分泌され、空腹を感じるようになるのです。
また、胃の中が空だと、「グレリン」というホルモンが出て、これも空腹感を抱かせます。
「糖」が「満腹中枢」を刺激することによって満腹感が得られるということなんですね。
そして、脂肪が分解されると「飢餓ホルモン」が分泌されるということは、ダイエットと空腹感は切っても切れない関係にあるじゃないですか!
でも大丈夫、ちゃんと対処法があるので次にみていきましょう。
■食事量を増やさずに満腹感を得るには?
よく噛む!
「糖が満腹中枢を刺激して満腹感をつくる」のはおわかりになったかと思います。
そして食事をとること以外にも満腹中枢を刺激する良い方法があります。
それは「よく噛む」こと!
よく噛むことによって「セロトニン」という物質が分泌されます。
実はこの「セロトニン」、気分を安定させてきくれるホルモンなんです。
よく噛むことで満腹感も、気分の安定も得られるので、イライラが抑えられます。
ゆっくり食べる!
「セロトニン」は分泌されるまで時間がかかるので、食事はゆっくり取るようにしてください。くれぐれも早食い禁止です!
食物繊維の多い野菜やきのこ類から食べる
食事時の最初に食物繊維の多い野菜やきのこ類から食べ、次に肉・魚などのタンパク質、最後に炭水化物をとるように心がけます。
すると、血糖値がゆっくりと上昇するので、「飢餓ホルモン」が抑えられるのです。
少量の油物・黒糖をとる
油物や砂糖はダイエットの敵と思われがちですが、少量ならむしろとったほうがいいです。
いずれも満腹を感じやすくなる食べ物。
黒糖100%の飴など持ち歩き、空腹を感じたら食べるという風に工夫してみてください。
食前やおやつに寒天ゼリーを食べる
寒天は食物繊維がたっぷりなので、食事前にとれば血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。
また、カロリーがほとんど0なので気にせず食べられますよ♪
手作りするのも簡単ですし、大手のコンビニにも売っているので、とても手軽。
■おわりに
なぜ満腹や空腹を感じるのかという身体のメカニズムと、その対処法、おわかりいただけたでしょうか?
ダイエットとなるとついつい極端な食事制限に走りがちですが、食べる順番や食べ方、量を守ることであまり精神的な負担を感じずに行うことができそうですね♪
ただやみくもに「食べない!」というダイエットではなく、いかに理論的な戦略を持つかで、結果にも差が出てくるだろうと思います。
今回の内容を参考にしてダイエットに取り組んでくれたら、私としてもとても嬉しいです♪