【肌の保湿の仕方】もしかして化粧水を塗るだけで終わっていません?
スキンケアといえば保湿が浮かんできる方も多いのではないでしょうか。
事実、保湿はスキンケアの重要な課題です。保湿をきちんと行えていれば、肌は好ましいコンディションがキープできます。
そこで保湿について考えていきましょう。意外とアンチエイジングも保湿がキーワードになるのですから。
■保湿はスキンケアで重要な課題
言葉として「保湿」といえば、「湿り気を保つ」という意味になってきます。
しかしながらスキンケアの保湿は、どちらかといえば「うるおいを補う」というほうが正しいかもしれません。
いくら日本が湿度の高い肌には好ましい環境であるにせよ、肌はどんどん乾燥していくのです。
これは年齢を重ねていくと肌の水分が低下することにあります。
肌の若々しさのためにも、健やかなコンディションをキープさせるためにも、保湿はスキンケアでは欠かせないステップです。
単純にうるおいを与えることで、肌の再生能力はアップしますし、ハリも回復します。
また失われつつある肌のみずみずしさも保湿で回復するのです。
そのため保湿効果のある化粧品は年齢を問わず必要だといえます。
放っておけば人の体内から水分は蒸発します。
皮膚からも水分は蒸発していくのです。
そのため水分補給は生きていくために欠かせませんし、肌も本来の働きをキープするためにも保湿が欠かせないというわけです。
洗顔したら、すぐに化粧水を、というのも、洗顔で水分が抜けやすくなっている肌にうるおいを補う意味があるのです。
■日本人の肌は保湿方法も従来の方法がいい
できるだけスキンケアにお金をかけたくない、あるいは手間を省いてスキンケアをしたいという方も少なくありません。
だからこそオールインワンスキンケアも大流行しましたし、現在も人気があるアイテムです。
しかしながら、オールインワンスキンケアは長い目で見ると、経済的かもしれませんが、肌の若々しさを考えると緊急時だけにすべきです。
理由は、日本人の皮膚の構造にあります。
日本人は表皮が薄く、真皮が厚いという特徴があり、キメが細かい肌をしています。
また整ったキメがあるからこそ、つややかでしっとりした質感の肌であるというわけなのですが、
その表皮の薄さゆえに乾燥にとても弱いのです。
ですからオールインワンスキンケアだけで済ませていると、水分不足になっていきます。
そうなると答えが見えてくるかもしれませんね。
つまり古くからの日本人が続けてきたスキンケアが理に適っているのです。
クレンジングや洗顔をし、化粧水で肌を整え、
乳液やクリームでうるおいを与えながら守るというスタイルです。
必要に応じて美容液を使うのもいいでしょう。
つまり肌をうるおいで幾重にもカバーすることがあっているのです。
■肌にうるおいを与えてからが重要
「肌がオイリーだから化粧水だけで十分」とお考えの方もいるかもしれません。
しかし、実際には化粧水でうるおいを与えてからが保湿の本番だといえます。
つまり美容液を使った後、きちんと乳液やクリームでうるおいを与えながら油分のベールでうるおいを守るということです。
化粧水だけでは肌は乾燥していきます。
もしも化粧水だけのスキンケアをしているのにオイリーな肌が落ち着かないなら、肌の油分が不足し、肌を守るために皮脂を出させているからということもあるからです。
オイリーな肌の方でも保湿で油分は必要です。
たっぷりと油分を使うのではなく、ごく少し使うことで皮脂を出しすぎない肌になります。
乾燥肌の方なら、なおさら必要になります。
■意外とエイジングケアの基本は保湿でもある
肌の衰えが気になり始める頃にはエイジングケア、つまりアンチエイジング効果の高い化粧品を使うことを始める方も多いものです。
このアンチエイジングの基本は、肌にハリを回復させ、さらにシワになりにくい肌にすることです。
このハリを支えるのは、やはり保湿です。
肌のうるおいがあると、アンチエイジング効果の高い化粧品も活発に働きかけます。
うるおいのある肌は、見た目が若々しいだけではなく、丈夫さも持っています。
肌が丈夫であれば、ハリも回復しますし、シワになりにくいというメリットもあるのです。
ですからアンチエイジングを考え始めたら、まず自分のスキンケアで保湿をしっかりできているかどうかをチェックしてみてください。
保湿の度合いでも肌の若々しさに差が出てきます。