ニベアとドゥラメールの成分が同じは嘘?ホント?つまり違いは何?
美容フリークの間で噂になったのは、
あのニベアの青缶と高級コスメブランドである
ドゥラメールのクリームの成分が似ているということです。
この噂を聞いて、慌ててドラッグストアにニベアを
買いに行った方も多いのではないでしょうか。
そこでこの噂は本当なのかを調べてみました。
■確かにニベアとドゥラメールは成分が似ている
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ある皮膚科医がニベアとドゥラメールのクリームの成分を比較して調べたところ、
成分そのものはかなり近いという結果が出ています。
含まれている油分の性質も似ていて、
「成分が似ている」というのはまったく嘘ではないと判断できたのです。
でも実際に使ってみると、
ニベアはクリームが硬く、
なじむというよりも肌を覆うような感触です。
それに対し、同じ使い方をしても
ドゥラメールはしんなりと肌になじんで、
ゆっくりと浸透していく感覚を得られます。
成分が似ていても使い心地は異なるのです。
もともとニベアはハンドクリームとして開発されていて、
肌にベールをかけるようになじむ仕組みがあります。
それに対し、ドゥラメールは皮膚が薄い顔を保湿しつつ、
守る仕組みになっているので、クリームも柔らかく、しなやかになじむのです。
ほぼ同じ成分であるということは確かですが、
成分の品質の違いや作られる工程がニベアとドゥラメールは異なるといえます。
またニベアには含まれていないドゥラメール独自の美容成分も肌を柔らかくさせつつ、
うるおいを与える役割を持っているのです。
■成分は似ているけれど、微妙な違いがある
ニベアとドゥラメールのクリームの成分表を見比べても、
多くの方は差がわかりません。
しかし細かく分析していくと、使われている成分は同じであっても、
その成分の品質に差があるということもわかってきています。
同じ油分の成分でも品質に差があるのです。
また料理にたとえてみると、ニベアとドゥラメールはレシピがまったく違います。
ニベアは肌を覆うように伸びるの
に対し、
ドゥラメールはなじむように伸びる
という理由はここにあります。
いうなればバタークリームとホイップクリームの差という感じです。
配合成分の配分も似ているニベアとドゥラメールですが、
レシピと使用する成分の差で大きな微妙に変わったものになっています。
そのためドゥラメール同様の効果をニベアに期待してもあまり実感がなかったり、
肌トラブルになるリスクもあるのです。
微妙な差があるからわずか数百円と数万円の差がある
ということも知っておいて損はありません。
つまり使用する成分の価格やレシピの手間を考えていけば、
数百円でもいいのか、数万円になるかがわかれるというわけです。
■油分が多くても肌を選ばないからドゥラメールには価値がある
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この微妙な差があるニベアとドゥラメールですが、共通しているのは
油分が非常に多いクリームだということです。
もしも肌の乾燥がひどい方が化粧水を惜しみなく使ってから、
ニベアを保護クリームのように使うと保湿効果を得られるでしょう。
でもオイリーな肌でニキビができやすい悩みを抱えつつ、
乾燥も気になる方がニベアを同じように使うと、
ニキビや角栓が増えてしまうという例もあります。
つまり油分の多さが肌にトラブルを引き起こした原因になってしまったのです。
しかし肌に優しくなじみながら、保護し、
さらにうるおいを与えるドゥラメールはオイリー肌であっても、
肌の柔らかさを回復させつつ、
しなやかさを与えてくれます。
適量であれば問題なく、オイリー肌であってもトラブルなく使えるのです。
ドゥラメールはある意味、どんな肌にも対応する万能クリームといえます。
それに対し、ニベアは肌を選ぶというデメリットがあり、ここがニベアとドゥラメールの差です。
なぜドゥラメールが数万円になってしまうかもこれで納得できるのではないでしょうか。
■似て非なるものがニベアとドゥラメール
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成分は似ていても、まったく異なるクリームがニベアとドゥラメールです。
どちらも肌に合っていれば問題はないのですが、
ドゥラメールと同じ効果や使い心地をニベアに期待することはできません。
似ていても、まったく異なるものだからです。
ニベアはハンドクリームとして研究開発されていますから、
使い心地が使っていても不思議ではありません。
だから悪いというわけでもなく、
ハンドクリームやボディケアには効果を発揮してくれるでしょう。
用途が間違っていなければ問題がないのです。
似ていても、目的にしているパーツに違いがあります。
このことを踏まえてどちらを選ぶか自由です。
価格の差は成分とレシピの手間で生じているものだと理解しておけば、
ニベアとドゥラメールの使い分けも考えることができると思いますよ。